書体見本

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タテ棒とヨコ棒の太さが逆転している、あまのじゃくな可笑しみの漂う書体。しかしよくよく見ると、どこか優しく、人間くさいのだ。

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「サン理容室」は1974年に開業したお店。「サン」という書体は一代目で現店主でもある、冨田さん自身がデザインしたそうだ。「意味は"太陽"。お年寄りから子どもさんまでふらっと寄ってもらえる、親しみのある明るいイメージがいいと思いました。別の店で職人として働きながら独立を考えているときから、屋号や書体は考えていました。実は、はじめは先のとんがっている書体を作って使っていたんですが、やっぱり鋭すぎちゃって。始めの書体は自分の気分で描いていたので、今度は自分でルールをつくって、そのルールに則って作ってみた。それが今の書体です。」そのルールとはタテ線を細く、ヨコ線を太くする、という普通の書体とは逆の法則を持つもの。線の端は緩やかなラウンドを持つ。当初の理念である明るく親しみのあるイメージにぴったりの書体ができあがった。